セックスと教育と――セルフセックスですか?

 高校の保健体育で精液を飲むという行為にまで触れる必要はあるか?性教育。これを考えてみると、教育って実に奥が深いと思う。何を教育するか/しないかを決めるときに、その社会の倫理観がモロに問われてくるわけで。少し古いニュースだけどこんなのがあった。

川崎市、高校でも性教育逸脱 テキスト配布 文科省「ひどすぎる」 (産経新聞) - goo ニュース

 川崎市がつくった高校生向け性教育テキストが、十代に経口避妊薬(ピル)を推奨したり、器具を使った自慰や精液を飲むといったアブノーマルな性行為にも言及していることが八日、分かった。市ではこのテキストを教材に高校で授業を行い、生徒に配布していた。


 このテキストのセックス観は、

人間は妊娠の心配なく、セックスの喜びを味わえるように、避妊という方法を考え出しました。女性が子供を産みたいと思うときにだけ妊娠し、その他は快楽や安心感や生きるエネルギーを得るためにセックスができるようになったのです。
と実にシンプルだ。そして、オナニーを「シングルセックス」と呼ぶことを提唱する。↓シングルセックスのエチケットというところに要注目。「やさしくタッチング」か‥というか、オナニーのエチケットってなんだよ。

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そのほか、Q オナニーの方法を教えてください→「決まった方法があるわけではありませんが、ペニスの軸をこするか、さするか、亀頭、陰のう、陰茎小帯に刺激をあたえたり自分で工夫してください」
Q 器具を使ってやってもいいですか?→「快感を得られる方法の一つとして考えたらどうでしょう?」
Q オナニーをやりすぎると、性器の色が濃くなったり、形が変わったりしませんか?→「関係ありません。」 とかなり面白い。

 オナニーってたしかに性欲のみならず、自分をコントロールする凄い手段だと思う。変な話、恋愛系のコトで悶々としてて、でも「セルフセックス」をすればとたんにそのことがどうでもよくなってくることなんて、結構あるわけで。しかし、やりかたの説明までは要らない。知ってりゃやるだろうし、知らなきゃやらないまま終わる話。精液を飲むのだってそう。あとセックスって「喜び」だけじゃないと、最近思いつつあったり。

 でも、性教育に関していうならば、ひとつポイントとなってくるのは<性感染症>と<避妊>という二つの軸だと思う。これらに関する知識は、漠然とみんな持ってるけど、実際に正確な知識ってのは結構うやむやなところが多いわけで。これらに関する知識は、「自分を守る手段を教える」=教育って意味で、かなり大事。いわば実践マニュアルみたいなのが必要。少なくとも「モーニンフアフターピル」とか「フェラチオでどんな感染症がうつるのか」とかについては教えたほうが良いし。ちょっと自分の性知識を整理してみようかという気になってきた。たとえば


コンド−ム使用がHIV感染予防を100%の保証をするものでは無いが、コンド−ムは46%から82%の有効性で、平均して69%であると報告されている。
Weller, S.A Meta-analysis of condom effectiveness in reducing sexually transmitted
とか。時間があれば、性知識と性倫理観(セックス観)を考え整理してみよう。でもそのうち自分の娘に悩むんだろうな。自分の娘がこのテキストを目輝かせて読んでたらやっぱ嫌だな。うーん。


Posted by gen at January 31, 2004 02:14 AM | TrackBack(0)
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