March 28, 2004

感覚的にはうまいたとえ

 518 名前:考える名無しさん[] 投稿日:04/03/19 21:53
 子供たちがみんなで空き地に野球をしに行くことになった。
 行く途中、ある一人の子が道端にアリたちがぞろぞろと巣穴にものを運んでいくところを見つけた。
 その子はそのアリたちの生態に心を掴まれて、
 他の子たちをほっぽらかしてずーっと見守ってその場から動こうとしない。
 「そんなのどうでもいいから、早く空き地に行こうぜ」と他の子は言うが、
 その子はそんな声も耳に入らず、アリたちに見とれてその場から動こうとしない。
 結局他の子はその子をその場に置いて、空き地に野球をしに向かう。

 その子がアリたちがすっかり巣に入るのを見届け、
 「見て見て!このアリたちすっごく面白いんだよ!」と
 他の子たちにその面白さを教えようと声を上げるも、
 その時にはすっかり日は暮れ、当然のことながら周りにはもう誰もいなかった。


 哲学にとり憑かれた人って、このアリを見守ってた子供のようなもんだと思うんだな。

投稿者 gen : March 28, 2004 06:03 PM | トラックバック
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?