コメント: 東京大学文学部21世紀COE 「死生学」プロジェクト

はじめまして、私は宮城県の高校教員です。7年前から「死」をテーマに授業を展開しています。死を見つめることで、本来的生のあり方を考えてもらおうと、オウム真理教事件(地下鉄サリン事件)や神戸の少年Aの殺人事件を契機に、勝手に内容を組み立ててはじめました。なかなか体系性のないところで断片的な構成でやっています。体系的ではない、螺旋状にテーマへと近づいたり離れたり試行錯誤する過程にこそこのテーマの存在意義があるとも思いますが、一方で
より整理された「知識」もほしいとも。とりわけ「教材化」への多くのヒントがさらに欲しいと思います。
 今後とも先端の学問的成果を提供してしていただければ幸いです。          金子忠政

投稿者 金子忠政 : May 13, 2004 11:41 AM

この12日のシンパジュームに参加しました。講演会のアンケートを出し忘れたので、メールさせていただきました。今後、情報を送付いただければ感謝です。
医療、教育というケアの現場からの報告を興味深く拝聴しました。文化、社会科学と実践的な臨床の場との学際的なプログラムの場が死生をめぐって開かれていることは貴重と思います。こうした場が、死生「学」という形で論理化、体系化されて収束するのではなくて、継続され、臨床現場と学の変化とともにもたれ続けていくといいと思いました。プロジェクトに関わっておられる方は大変と思いますが、エールを送り続けたいと思います。
私も大学で細々ながら昨年からほぼ毎月研究者と現場の医療者を交互に呼んで「死生観とケア」という公開研究会を行っています。(参加者は40名ほどです。)また、科研で研究会参加の看護師たちの協力をあおいで、訪問看護現場でのスピリチュアルペインの実態調査を始めようとしています。宗教学とターミナルケアの交錯する論点がスピリチュアルケアにあると考えるからです。

投稿者 浅見洋 : June 14, 2004 10:04 AM
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