巣鴨の裏路地を歩いてゆくと、それは突然現れる。これは工場じゃなくて、ごく普通の民家に、突然煙突がそびえる。だから圧倒的な存在感。珈琲の粉を作る過程で、胸をいっぱいにする匂いがあたりを満たす。眺めて嗅いで街歩きの幸せを感じる瞬間。