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 私は、東大後期文3と慶應SFC(総合政策)に合格しているが、いわゆる、私立文系型の勉強しかしていない。このことからもわかるように、いろいろな勉強を「きっちり」をこなせるタイプでは決してなかった。正直に言えば、受験時代、真剣に勉強をしていた期間はそれほど長くなかった。あまり“受験生”らしくなかったように思う。しかし、今大学生としてこのような文章を書いているのだから、私の受験勉強のやり方には、何かしら上手なところがあったのかもしれない。そこで、私のやり方のどこが上手だったのかを、受験時代を振り返って考えてみたい。たとえ僅かながらでも、きっと、皆さんが受験を勝ち抜くための、何かしらのヒントになると確信している。量より質を大切に、効率良く学力向上をはかるにはどうすればよいのかを、私なりに提示してみようと思う。

 

 

 私は現役生だった。高3の夏ごろまでコンビニでバイトをしていたりと勉強一色ではなかったものの、やるべきことはこなしていたのだと思う。まず、高3の4月から、代ゼミに通うことにした。東大後期のセンター対策のために受けた、佐藤幸夫の「流れ完璧まるわかり世界史バイブル」という授業が一番役に立ったような気がする。高校の授業は、有意義だと思うもの(一週間に3コマしかなかった)以外ほとんど聞かず、たとえば英語の授業中は、速読英単語必修編および速読英単語上級編 をずっとやっていた。ただ、有意義だと思う授業は聞いても良いのではないかと思うが。このように、予備校・高校・参考書という三つの手段のうち、参考書に最も重点を置き、次に予備校に重点を置き、高校の授業はほとんど聞いていなかった。それでは、それぞれの活用法を分けて考えてみたい。

 





 

高校の勉強をどうするか

 

 

高校でつまらない授業を聞くのはムダな勉強法である。なんとなく、高校の授業は聞かなくちゃという価値観に縛られている人は、考えを改めてほしい。あとで述べるが、予備校の洗練された授業、あるいは練りに練られた参考書は、実に効率的な勉強システムを提供してくれている。一方、高校の先生方はたいてい、たとえばひたすら和訳をさせるなど、昔学んだ方法論のまま教えている。それらは古臭くて、非効率的で、わかりにくく、なによりもやる気が起きないものである場合が多い。高校の授業は、かける時間のわりに報われるものが少ない場合が多々あるのである。ばっさりと切ろう。勇気をもとう。実に効率的な、受験に特化したカリキュラムに溢れる参考書を開こう。

推薦を狙うのでない限り、高校の成績は単位すれすれでもよいではないか(もっとも、私は単位すら落として冷や汗をかいてしまったが)。だいいち、参考書をしっかりとこなしている科目であれば、高校レベルの試験で単位を落とすはずは無いだろう。そして、非受験科目の単位は、あらゆる手段を使って、とにかく楽して取るのだ(本試より追試のほうが問題が楽だから、追試狙いで行くとか)。では、どういう参考書をやるべきかは、後で述べる。

 

 

もっとも、高校には意義もあった。友人と会う、あるいは体育で体を動かすことによって、リフレッシュをはかることができたからだ。また、また毎朝7時に起きなければならないため、生活のペースメーカーの役割を果たしてくれた。高校があったおかげで、1限から5限まで、リズムよく参考書をこなすことが出来た。さらに、身近に質問できる先生がたくさんいるのも高校の利点だ。予備校講師よりは暇な方々が多いため、根気よく丁寧に、質問に付き合ってくれることが多いのである。よく質問するなどして仲の良い先生を作っておくことは、受験科目に小論文がある場合など、特に大切といえるだろう。高校を、効率よく活用しない手はない。

 

 

予備校の有効な活用法

 

 

現役生が予備校(塾)に通うと極めて効率的だと、今振り返って切に思う。理由は二つある。第1に、予備校は、最も効率よく(大学受験に特化した形で)学力を身につけることが出来る場だからだ。予備校の講師(特にトップ講師)は、教え方がうまくなければ(方法論がしっかりしていなければ)、生き残ることが出来ない。確かにパフォーマンスだけ派手で人気を集めているような講師もいるにはいるのだが、概して、トップ講師といわれている人たちの教え方はうまい。英語ひとつを取ってみても、たとえば東進・SPS横山の授業など、実に良く練られた方法論に基づいている。予備校のトップ講師は、なにより生徒を乗せる(その気にさせる・知的好奇心を呼び起こす)のがうまいから、その講師が行う授業のためにする勉強はあまり苦にならない(たとえ予習復習でさえ、その講師の授業から得られるものをなるべく多く得たいと思う気持ちから、それほど苦ではなくなってしまうはずである)。

第2に、毎週定期的に予備校に通うことによって、受験勉強のペースを作ることが出来るからだ。毎週、いやでも一定の量の勉強を行わなければいけないのである。特に、世界史や日本史などでは、このメリットは大きい。自分ひとりでは、なかなかコツコツと順序良く計画立てて勉強をこなしていくことは出来ないが、予備校のカリキュラムに乗っかってしまえば、そして特に講師に乗せられてしまえば、知らず知らずのうちにやるべき勉強をこなしていくことが出来るのだ(私は代ゼミの佐藤幸夫という世界史トップ講師に見事に乗せられて実力をつけていった。カリキュラムも見事だった。彼なしに今の私は考えられない)。

 

 

 

以上を踏まえて、合否を分ける予備校の活用法を考えてみたい。第1に、そこらへんの無名講師ではなく、トップ講師の授業を選べ、ということだ。絶対的に授業効率が良いからだ。教え方がうまいし、次が一番重要なのだが、やる気にもさせてくれる。誰がトップ講師であるかは、その講師が執筆した参考書を書店で手にとって見て判断するか、あるいはインターネットなどを駆使して調べるか、口コミに頼るかすればよいだろう。地方に住んでいる人は、サテライト(衛星)の授業を受けるほうがよい場合が多い。たとえば、代ゼミ・笹井厚志の現代文授業は、他ではありえない、ピカイチの記述問題解法を提供している。イマイチな講師の生授業よりは、衛星を選ぶ勇気をもつべきだ。それが、合格する勉強法なのだ。

注意してほしいことがある。「高校グリーンコース」などというものは、かなり怪しいということだ。こちらから授業を細かく指定できない「コースメニュー」であるため、良くない講師にあたる可能性がある。そして、ひとつでも良くない授業に当たると、予備校への信頼感が減り、他の大切な授業にまで悪影響が及ぶ危険性がある。トップ講師の授業を単科ゼミで取ろう。

第2に、中途半端に授業を消化していってはならない、ということだ。予習・復習は受験の生命線だと断言できる。授業は一種のショーなのだ。ショーをより実りあるものとするためには予備知識(=予習)が必要だし、細部まで記憶しておこうと思うなら、そのショーのパンフレット(=ノートやプリント)を使って復習せねばならない。それなりの効果を求めるなら、講師の指示には絶対に従おう。とにかく、なんとなく理解したか理解していないかわからないまま漫然と授業を重ねるのは絶対に止めよう。わからないところがあるなら、授業が終わったらすぐに聞きに行く。面倒くさがったり恥ずかしがったりしている人は、何のために、わざわざ予備校まで来ているのかを考えよう。あれこれ考えずに、とにかく質問をしにいくこと。人見知りの人でも、回数を重ねて質問すればするほど、講師と打ち解けられるはずだ。

数々の質問を重ねて築いた信頼関係は、たとえば直前期などいろいろな場面で役に立つ。恥ずかしがる必要はない。かえって、おバカな質問であればあるほど講師の印象に残り、そのネタをきっかけに仲良くなれるのではないか。人気講師の周りには、いわゆる「信者」が取り巻いていて講師に近づきがたいかもしれないが、気にすることは全くない。自分にとって大切なのは受験(合格)であって、恋人争奪戦を展開しているわけではないのだ。授業料を払っている以上当然の権利として、質問をしなければ「損」である。また、講師と仲良くなっておけば、ましてや講師のことを尊敬していればいるほど、自分に良い意味でのプレッシャーをかけることができる。あまりにも不甲斐ない姿がいやだから、頑張る気になるかもしれない。

 

 

 

 

話を戻そう。もし、予習復習授業当日中の完全理解の二点を完璧にしないなら、予備校の効果は8割減だろう。大げさに言っているのではない。高校の授業時間を潰してでもいいから、その二点は完璧にしよう。1回怠ると、「チリも積もれば山となる」式で、あっという間に取り返しがつかなくなる。実際私はそのせいで、一学期の授業は全くの無駄にしてしまい(「なんとなく覚えているんだけどな〜」という感じで、当然使い物にならない)、終盤非常に苦労することになってしまった。王道は無い。これが、予備校で学力を身に付けるための最大の「コツ」なのである。もし、その二点を守れないならば、参考書を用いて学習したほうが効率的である。それほど、予備校の効果は上記の二点にかかっている。

 

 

【付録・友人の話と私の経験を総合した、

絶対にオススメできる予備校講師リスト】

 

 

1.       英語

 

文法を固めてガチガチの論理で英文を読み解きたい人および構文が取れない人→富田一彦(代ゼミ)・ある程度英語ができて、柔らかく感覚的に英文にアプローチしたい人→西きょうじ(代ゼミ)・一文一文は読めて、文章全体の構造を読み解きたいと思っている人、東大後期やSFCなどの超長文対策、パラグラフリーディング力を養成したい人→横山(SPSが良い、もしだめなら東進)

 

2.       現代文・古文・

 

記述問題の答えを「なんとなく」ではなく明快に出してみたい人、文章を対比させるだけの読み方に飽き飽きしている人、赤本の答案の間違いを正せるようになりたい人→笹井厚志(代ゼミ)・センター現代文を法則的に解いてみたい人、現代文の文章の読み方を学びたい人、センター現代文の小説を安定させたい人→船口明(代ゼミ)・古文の基礎力があって、古文問題をパラグラフリーディング的に解いてみたい人→元井(代ゼミ)

 

3.地歴

 

世界史をゼロからスタートする人、センター対策のために世界史を完璧にしたい人、難関私大のための細かい世界史をやりたい人、論述の必要ないすべての人→佐藤幸夫(代ゼミ)・論述以外の日本史を効率よく学びたいすべての人(友人談)→土屋文明(代ゼミ) 

 

4.数学

 

友人全員が「良い」と言っていたので…→荻野(代ゼミ)

 

 

 

<参考書>

 

 

 

参考書の使い方も含めて、具体的に考えてみたい。なぜ、私は参考書に一番重点置いたのか。それは、何と言っても、自分のペースで学習を進めることが出来るからである。予備校の授業では、ふと疑問に思ったことを、授業中に立ち止まって考えている暇など無い。講師が、すぐに次の話に移ってしまう。自分の頭で、与えられた情報を理解しようとしていると、いつのまにか置いていかれてしまう。授業中は、受動的であることが常である。そのため、授業が終わった後、自分自身で授業内容を咀嚼しなおすという作業(=復習)を行わなければ、知識や学んだことが定着しない(それは、私も去年の一学期に体験したようによくある話だが、しかし、絶対に犯してはならないミスなのだ)。では、具体的にどの参考書をやればよいのか、その参考書はどんなものなのか、などを私の独断に基づいて述べてみたい。英語が私の最も得意な分野であったため、英語については詳しく書くことにする。

 

 

1.       英語

 

@速読英単語 必修編

 

センターレベルまでの単語力と同時に読解力もつく参考書である。多少読みにくい英文かもしれない。気が向いたときに読もうとすると、なかなか進まない。だから、計画立てて読むペースを確立するのがコツだ。今まで比較的まじめに英語の勉強に取り組んできた人が、はじめて「受験の英語」の勉強をはじめようと思い立って、何をやればいいのかわからないとき、これはお勧め。あと、声に出して音読することはとても大事。知識は知らぬ間に整理される。音読、それは言語を学ぶときに一番大事なこと

 

Aポレポレ英文読解プロセス50 (代ゼミ西きょうじ著)

 

 文の構文をいかに取っていくかが書かれている参考書。ただ、ある程度基礎構文が頭に入っている人向け。ほとんど構文のことをわからないという人は、ビジュアル英文解釈 (Part1)駿台レクチャーシリーズ ビジュアル英文解釈 (Part2)駿台レクチャーシリーズをやろう。『ポレポレ』に、大げさな方法論は示されていない。しかし、たとえば前置詞+名詞は括弧で括り出して考える、というようなごく単純なルールが明快に使われている。また、そのような単純なルールをいくつか組み合わせれば文の構造が見えてくるということに気づかせてくれる。薄いので、やる気も起きるだろう。ある程度単語力がないと例題が読めないので、@を先にやることをオススメする。付け加えれば、この参考書の解説のレベルに自分の実力が達していないと思った人は、おなじく西きょうじが著した英文読解入門基本はここだ!(代々木ライブラリー)をやると良いだろう。この参考書はかなり基礎のレベルを扱っている。

 

B英文速読のナビゲーター

 

 いわゆるパラグラフリーディング本だ。ただし、この本だけでパラグラフリーディング的能力を完全に身につけるのは無理である。問題文のレベルは比較的低く(センターや中堅私大程度)、速読本としては他に類を見ないほど構文や語句の解説がしっかりとしている。語句の意味がまとめて掲載されているのもありがたい。その意味で、負担の少ない参考書だ。各問題文の解説の最後には、各段落の要点を書き出してまとめたもの(パラグラフメモ)のお手本が載せられているが、実際に問題文を読解するときに、自分でパラグラフメモを書いてみて、あとで参考書に掲載されているものと比較するという作業を絶対に行うべきだ。それが、この本を有用なものにするかどうかの大きな分かれ道(コツ)だろう。つまりこれは基礎的パラグラフリーディング養成の「問題集」としての使用に適している。

 

 

D英文法・語法のトレーニング 戦略編  

 

ある程度の文法知識が入っている人が、きちっと文法問題対策を立てるための本。東大後期論文1において、非常に細かい英文解釈能力が求められることを以前書いたが、正確な英文解釈のためには、細かな文法知識が要るのである。あるいは、SFCの超長文を解くにせよ、文章中の3択問題は文法・語法的知識が問われる場合もあるから、この本をやっておいて絶対に損はない。長期的視野で考えても、TOEFLTOEICで高得点を得るには、細かな文法知識が要求されることを顧みると、受験期にこの知識を身に付けておいたほうが良いのは言うまでもない。実際、SFCでは、入学した直後にTOEFLの点数による英語のクラス分けが行われるのである

Eビジュアル英文解釈 (Part1)駿台レクチャーシリーズ
  ビジュアル英文解釈 (Part2)駿台レクチャーシリーズ

 

構文を覚えていない人は、この参考書をやると良い。高校入試レベルの例題から始まって、最終的には難関大学レベルの例題まで行き着く構成になっている。「白黒の単調な構成なのでやる気が出ない」という気持ちは痛いほどわかるが、かなり優れた参考書だと思うので、是非やり通してほしい。

 

F横山ロジカル・リーディング講義の実況中継
  横山ロジカル・リーディング講義の実況中継実戦演習(1)
  横山ロジカル・リーディング講義の実況中継実戦演習(2)

 

これはかなりオススメ。各段落内のmain ideaを見抜く方法がある程度法則化されているので、眼から鱗が落ちる一冊となるだろう。徹底した同系反復の意識と、main ideaを的確に見抜く能力を与えてくれる。

 

G話題別単語リンガメタリカ

 

英文を読むとき、その英文の内容についての背景知識があれば、読解作業はとても楽になる。英文で扱われそうなトピックをコンパクトにまとめたのがこの本だ。単語集として使うよりも、とにかく英文をどんどん読み進めて背景知識を付けていく(場合によっては日本語を読むだけでもよい)、というのが賢い使い方だと思う

 

H速読英単語上級編

 

 センター以上の、難関大学向けの単語力と読解力を同時に身につけることが出来る本。英文はすべて早稲田慶応の入試問題から取ったもの。必須編よりもおすすめかもしれない。とにかくこれも声に出して読むこと。そして、CDを聴くこと。英単語は、音として記憶するべきだ。それが一番忘れにくく、効率が良い。音として覚えておくと、リスニング問題にもスムーズに対応できるようになる。なお、単語漏れを防ぐため、速読英単語ライト&チェツク2もさらっと行うことをお勧めしたい。

 

 

 

<効率的な英語学習法>

 

 

 

難関校を狙っているものとして、話を進めていきたい。第1に、英語に関する予備校の授業は、横山(SPS・東進)の授業だけを取る(ただし、ある程度レベルが高いので注意)。

第2に、上記の参考書@を7月の終わりまでに終えられるかどうかが一つのポイントだ。なお、文章中で英単語を覚える形式の@がどうしても苦しいという人は、システム英単語(駿台受験シリーズ)Duo 3.0 を使ってもよい。なお、これを使用する際には、DUO 3.0 CD復習用 と組み合わせて学習するのが効果的だろう。

第3に、横山の授業を取らなかった人は、Bを@と4月から同時並行してやろう。@で身に付けた単語力がBで、あるいはBで身に付けた能力が@で発揮されるはずだ。これも同じく、7月末までには終えたい。

第4に、基礎的な構文把握力がない人は、Eも4月から同時並行してやろう。これは、夏休みの終わりまでに終えよう。

第5に、夏休みの間にDを終えよう(ただし、どうしても手一杯だという人は、SFCと東大後期に関してのみ言えば、文法の分野を「捨てる」という賭けに出ても良いような気はする)。

第6に、夏の横山の夏期講習は絶対に取ること。

第7に、できれば夏の間、もし無理なら最低でも11月ごろまでにAを終えよう。

第8に、横山の授業を受けられなかった人は、9月から12月の初旬までにCとFを終えること。

第9に、全員、同じく9月から12月の初旬までにHを終えること。

第10に、余裕のある人はこの時期にさらっとGを通読しよう。

第11に、12月・1月はセンター試験過去問レビュー2005 を解いたり(代ゼミのものは解説がひどいのでできるだけ使わないほうが良い。河合はおすすめだ)、今まで解いてきた参考書の間違いを徹底して見直すという作業に取り組もう。

第12に、センター後はひたすら過去問を解いて実践力を養うという作業と、今まで解いてきた参考書の見直しという作業を並行して進めよう。SFCの実践問題集兼参考書としては、 慶應大SFCの英語がおすすめだ。東大後期対策としては、東京大学〈文科〉―後期日程2005-駿台がおすすめだ。 なお、東大後期の問題文とSFCの問題文は似ている部分が多く、どちらかをやれば、双方の志望校対策となるだろう。以上である。

 

 

私大対策で忙しい人のための後期対策センター学習法

 

 

<東大後期センター試験突破のための国語学習法>

 

 

現代文

 

 

センター現代文は、過去問をやるのが一番良い。センター模試の問題は、基本的にやらなくてよい。

第1に、10月ごろにきめる!センター国語T・U をやろう。とっつきやすい参考書だが、これは名著だ。過去問を素材にセンター現代文の解法を分析してある。センター現代文が、解法さえきちんと身に付ければ、いかに解きやすいものであるかわかると思う。

第2に、11月に演習編きめる!センター国語T・U (これも過去問を中心に扱っている)をやろう。あっという間に終わるはずだ。それが終わったら、

第3に、『田村のセンター現代文』 をやろう。11月から12中旬にかけてである。

第4に、センター試験過去問レビュー国語1・2 2005 をやろう。12月終盤からセンター直前にかけてである。1月に入ったら、2日に一度は、評論・小説共に解こう。現代文の力は「生もの」だからだ。過去問が尽きてしまったら、大学入試センター試験実戦問題集2005 駿台模試の過去問題集を解こう。間違っても白本に手を出さないように。私はこの方法で、本番当日、満点を取ることができた。

 

古文

 

私は古文が大の苦手だった。結局、センター本番でも15点ぐらいしか取れなかったと思う。だから、他人に参考書を薦める権利はない。だが、考えてみれば、たかが古文の配点は50点である。ある意味、ある程度は捨ててもよい科目かもしれない。

 

漢文

      

第1に、10月頃から田中雄二の漢文早覚え速答法 をやりはじめよう。これまた、わかりやすい参考書である。これで身につけた漢文の基礎力をベースとして、

第2に、11月に漢文河合塾SERIES―マーク式基礎問題集 を解こう。漢文や古文の場合、過去問よりもまずマーク式問題集を解くべきだ。なぜなら、その中では、センター漢文で覚えるべき知識体系がうまく網羅されているからだ。過去問では、知識のヌケが出てしまうのである。

第3に、12月に、河合塾マーク式総合問題集国語T・U2005 を解こう。

第4に、1月に入ったら、大学入試センター試験過去問・河合塾SERIES2005 を解こう。特に最新の過去問は念入りにチェックしよう。漢文も、3日に一度は読みたい。

以上の方法で、およそ150点を取ることができた。

 

 

<東大後期センター試験突破のための地歴・公民学習法>

 

 

まず、日本史が得意とか好きとかそういう事情がない限り、地歴では世界史を選択しようそして、世界史を選択したら、公民では必然的に倫理が選択される。理由は2つある。地歴・公民の選択は、いかに両者の結びつきが良いかで判断されるべきだ。ロスを最小にするべきだからである。そして、あらゆる組み合わせの中で結びつきが一番良いのが世界史・倫理ペアなのである。倫理分野の3分の1は世界史と重なる。2つ目の理由は、世界史・倫理の知識が、英文読解・小論文・現代文読解の背景知識として、役に立つ可能性が最も高いからである。特に人文科学系の学科(文学部系・SFC環境情報・東大文3など)へ進む場合にそれはいえる。ちなみに、センター試験土壇場で公民科にトライしようとする場合には、現代社会がもっとも高得点を稼ぎ出す可能性をもっているだろう。

 

世界史

 

以下の方法で89点であった。ところで、まず私は世界史の教科書を一度も使わなかった、ということを述べておこう。

第1に、代ゼミ佐藤幸夫の、「流れ完璧世界史まるわかりバイブル」を通年で受講する。それをベースにすべきだ。

第2に、マーク模試を受ける場合、地歴・公民だけは間違ったところをその時々で絶対完璧にしていこう。模試を受け終わったあと友人と飲みに行かず、まっすぐ自宅に戻り、その場で間違えたところをチェックしよう。これはコツである。

第3に、センターで出題される形式というのはある程度パターン化されている。そこで、せっかく佐藤の授業を受けているのだから、『センター一問一答』(佐藤幸夫著・三省堂) を10月頃から行おう。何回もやって、その本を完璧にしていくのである。それがポイントである。

第4に、12月に入ったら、過去問(センター試験過去問レビュー世界史B 2005―大学入試 16年41回分掲載 (2005) )および模試問題集(マーク式総合問題集世界史B (2005) 河合塾SERIES)をやろう。どれぐらいやるべきかは、各個人の実力次第であろう。

第5に、1月に入ったら、今まで解いてきた問題で間違えた箇所の総チェックを行おう。その作業を、試験開始5分前まで続ける。ちなみに、これに佐藤幸夫の、夏期講習・冬期講習および『速効・世界史問題集』2冊(佐藤の世界史速効合格圏突破ゼミ古代・中世・近代編および佐藤の世界史速効合格圏突破ゼミ 近現代・戦後編 )を加えれば、早稲田慶応上智にも対応できるようになる(友人がそうだった)。

 

倫理

      

繰り返すが、倫理を薦める理由は、以下の通りだ。1.安定した得点が望めるから (いわば現代文と古典の関係に近い。とっかかりは現社の方が楽だが、 実際に現代社会という科目は現代の社会すべてを対象とするから、運の要素がかなり混入する)、2.文系に欠かせない知識だから 現代社会なんて生きてれば身につく知識がほとんどである。でも倫理は「やらなきゃ身につかない」。 小論文を書くにせよ大学でレポートを書くにせよ、文系の人間が高校倫理程度の思想知識を持っていないと、 どうにもならない。いわば教養として、倫理を薦めます。なお、倫理は完全な独学で充分である。以下の方法で私は96点を取った。

第1に、マーク模試での心得は世界史と同じだ。

第2に、4月から夏が終わるまでの間に、一度は山川の倫理教科書(薄いものだ)あるいはセンター試験倫理の点数が面白いほどとれる本を通読しよう。

第3に、9月に入ったら山川の倫理ノートを仕上げてゆこう。非常に優れた、完璧な問題集だ。

第4に、上記の山川の倫理ノートをじっくと完璧にしてゆこう。あるいは物足りない人は、12月あたりに河合のマーク式問題集2005に取り組もう。

第5に、それが終わったら、過去問集をこなしていこう(センター試験過去問レビュー倫理 2005。その作業と、今まで間違えた箇所の総チェックを試験直前まで行うのである。

 

 

<東大後期文3(専願)のための小論文学習法>

 

 

小論文対策の詳細についてはこちらのコンテンツも参照してください。第1に、駿台で小論文の通年講座を取ろう。あるいは、Z会を利用してもよいがその場合は、高校の先生か誰かにかならず再添削してもらう約束を取り付けよう。小論文の場合、いかに自分の考えが他者(読み手=添削者)伝わらなかったかを、添削者と実際に会話して確認し、そこでの反省を基に自分の文章の精度を上げていくという作業が非常に重要だから、Z会のみはあまり望ましくないのだ。4・5・6月の間に、論述の基礎力が養われていくだろう。

第2に、4・5・6月の間に「考える」ための小論文(ちくま新書) を読もう。東大後期文3の小論文に最も役立つ、最良の参考書である。

第3に、文3を受ける人はなるべく早い時期に2400字の小論文を一度書いてみて、自分には何が足りないかを痛感してほしい。おそらく、ネタ(書くべき内容)の不足が痛感されるはずだ。そこで、

第4に、読書をしようという気になるだろう。オススメの本として、Gen式後期一点突破法に書いたものに加えて(よりむしろ)、以下のものを紹介したい。私がほんの少しだが大学の授業を受けてみて、その有用性に気づいた本である。

まず、小論文を学ぶ 。もちろん、文3の小論文はネタをパクるだけでは通用しない。が、現代思想がほんの少しでも頭の中に入っていると、かなり発想(自分の主張を打ち立てること)が楽になるのである。そしてこの本は、現代思想をごく簡単にわかりやすく紹介したものである。ここに書かれている内容を咀嚼して、自分なりにアレンジしてほしい。そして特に興味をそそる思想家がいれば、『現代思想の冒険者たちシリーズ』(講談社)まで手を伸ばしてみてほしい。絶対に、役立つはずだ。自己と他者の問題について考える場合、わかりやすくかつ深いものとしてじぶん・この不思議な存在(講談社現代新書「ジュネス」)。 あと、これはもう少し専門的になるのだが、言語についての認識を深めたい人や余裕のある人は、『読むための理論』(世織書房)を読んでもいいかもしれない(注・個人の好き嫌いもあるし、このレベルの読書はたいへんしんどいので、柔軟に各自取り組んでください)。

第5に、東大後期関係の模試は必ずすべて受けよう。2400字の小論文を書く機会が(問題自体が)数少ないからである。

第6に、センター後に本格的な過去問(東京大学〈文科〉―後期日程2005-駿台)を使った実戦演習をはじめよう。そしてそれを私大の試験終了後に特に加速し、本番まで続けていくのである。

 

 

最後に

 

 

毎年35人程度東大へ進学するうちの高校だが、私の席次は最後の最後まで280番ぐらいであった。認定不足を起こした科目もあり、卒業も通常より20日程度遅れてしまった。が、私の文系3科の席次はかなり良かった記憶があり、現に現役で東大に受かってしまった。いくら不得意科目があっても、得意分野があれば救われるのであるただし、絶対に避けては通れないものがある。それは、英語である。英語には、細心の注意を払っていただきたい。それが、受験における最大のコツかもしれない。






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