April 19, 2004

何を学んでいるのか淡々と書いてみるよ

 これも個人的エントリーですが、自分がどういう授業を普段取っているのかを紹介してみようという企画です。純粋にほかの人のを知りたいなー、という興味関心があるから、自分も書いてみます。文系は楽、とかいったのは誰ですか?

月曜:
2限「死生学特殊講義:ライフサイクルと人間形成」 エリクソン・ユング・シュタイナーを手がかりに、人間形成をめぐる問いについて検討。とりわけ、「死生観」と「教育観」の関連に焦点を当てる。
4限「文化人類学ゼミ」@駒場キャンパス。他学部聴講という形で受けてます。毎週1冊〜2冊分厚い古典を読まされてます。今週はデュルケーム『社会分業論』に取り組まねば‥。本読ませすぎですが、福島教授がきわめて魅力的なので食らいつこうという決意。

火曜:
2限「心理統計学」ひたすら統計です。ああつまらない。宿題もやめてくれ。
3限「哲学ゼミ」ヒュームの『人間知性研究』を原典で読んでます。因果性とは何かの探求。読書しんどいなぁ。
4限「心理学ゼミ」認知心理学の思考に関する著名な本を原典で。ただやはり心理学のゼミだと、議論が技術的なものに終始してしまう感があって、何か面白くない。でもこれが主ゼミです。これまたパワーポイントとか用いて準備せねば。死、です。
5限「社会学特殊講義:ルーマンの全体社会論」今を(ある意味)ときめく宮台真司さんなんかもかなり理論的に依拠しているルーマンの社会理論を、レクチャーしてくれる授業。久々に受身になれる授業。でもルーマンはかっちり抑えておかねば。

水曜
2限「応用倫理入門」応用倫理的な基本的な論点をおさらいする授業です。自己決定とは何か、環境倫理、など。余裕。
3限「キリスト教文化」トマス・アクィナス『神学大全』をベースにしながら、人間の考察は、神について何を明らかにするのか、あるいは、神学によって動機付けられた倫理学はいかなる特質をもつのかを考える授業。キリスト教的バックグラウンドは、いくら頭では理解できても、やはり感覚としてしっくりこないという苦悩の日々。
4限「自然の時間・人間の時間」それぞれの人間にとって、そもそも時間の持つ意味が均一ではないということから、労働と倫理の本質を炙り出していく授業です。哲学の本質に触れた気になる一瞬。
5限「応用倫理研究」これはオムニバス形式。猪瀬直樹とか加藤典洋さんとか豪華な顔ぶれで互いに論争しあっているのを聞くのが楽しい授業。でも自分が実際に議論に加わったときは、いい意味で冷や汗書きます。戦場。

木曜
2限「美学概論」芸術についての高級や低俗という区別が成り立たなくなった現在、それでもいかに「芸術」や「作品」という概念が可能でありうるのかを検討するポストモダン的な授業。すでにそこにある芸術に対し、やはり言葉によって価値を意味づけていくことは大事でしょう。芸術は解釈するものです。
3限「映像人類学演習@教育学部」たとえば浜崎あゆみとかマンガなどのポップな現象に、いかに映像を用いて文化人類学的にアプローチできるか。その延長線上で「ナショナリズム」も検討してみようという授業。毎週課される英文の古典とディスカッションがしんどい、けど楽しい。ゼミ取りすぎだなぁ。
4限「同上」
5限「応用倫理研究:生命を奪うことをめぐって」殺すことは必ずしも悪なのか?動物を殺しながら我々が生きているとはどういうことか?中絶とは?などを哲学的ベースに基づいて応用倫理する授業。これもゼミ形式で読書と発表が要求される。なんだ?

金曜
2限「法心理学:目撃証言心理学を中心に」目撃証言は実に信用できないものだと繰り返し言われています。人は記憶を無意識に改ざんしてしまう。その人間の認知のメカニズムに迫る授業。いわば応用心理学。法律家に学んでほしいです。
3限「心理学実験演習」毎週ハードに英語読んで動物なども用いながら実験やってます。うーんあまり面白くない。でも死ぬほどハード。泣きたい。
4限「同上」
5限「スタンダール『赤と黒』を読む」フランス語で恋のお話を満喫する授業。でも予習しんどすぎ。結局は実らない恋ですか。

集中講義
「文化人類学と映像」実際にシナリオ書いてカメラで撮って編集し作品を作ります。賞いっぱいもらった作家さんに超小人数指導してもらえるので、スキルはかなり身につく。ラッキー。

 その他いろいろ‥ですが、正直「心理学」「哲学」「教育学」「文化人類学」の4つのゼミ(普通の授業とは違い、準備を要する演習形式)を同時に取っているのは自殺行為ですね。読書廃人になりそうです。そろそろこのBlogも廃れてゆくことでしょう。これに上野千鶴子の「社会学ゼミ」も加えようと思ったけれど、さすがに。週末は現代思想的な本を読みたいし。というか、社会学の古典を順に読んでます。個人的にキャパ超えてます。更新なくても、優しくしてあげてください。では。

投稿者 gen : April 19, 2004 10:55 PM | トラックバック
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