June 07, 2004

「人間の安全保障プログラム」(東京大学総合文化研究科)

 こんな専修過程ないしプログラムがスタートしていたようですよ。院で。国際関係論などに興味があり、なおかつ特に平和を心から願い平和構築のために役立ちたいと思っている素敵なあなたにはぴったり。受験生のみならず一般枠もあり。

人間の安全保障プログラム

Q2. このプログラムの目的を教えてください?

A. 「人間の安全保障」プログラムの目的は、国際社会が必要としている「人間の安全保障」を追求する「人財」を養成することです。文字通り、「人財」養成です。「人間の安全保障」問題を深く理解し研究すると同時に、この問題に自ら関わっていく「人財」です。実務の経験や実務に関心がある人には理論や概念(つまり理屈)をもっと学んでもらい、学問の世界しか知らない人には現場を知ってもらい、現場からの発想を学んでもらいます。


Q3. どんな人にふさわしいプログラムなのでしょうか?

A. このプログラムが目指しているのは、「人間の安全保障」をめぐる現場と言葉をつなぐことです。現場を知っていてもそれを伝える言葉がないと個別の状況の外に出ることができませんし、他方、現場を知らないと言葉も上滑りしがちです。そのために、多様な経験を持つ人たちにはステップアップするための言葉を、そして、経験が乏しい人たちにはインターンを単位として認める場合もあるなど、現場への接点を提供することを目指しています。


「人間の安全保障」について

 1994年に国連開発計画(UNDP)が提唱した新しい概念であるが、日本政府の推進により国際社会で広く流通しつつある。

 ケンブリッジ大学教授でノーベル経済学賞を受賞したインド生まれの経済学者アマルティア・セン博士が以前より主張していた開発理論に基づき、 UNDPが新しい人間開発のあり方を提唱する中に「人間の安全保障」が位置づけられた。

 持続可能な人間開発にとって、人口爆発、経済的不平等、人口移動(難民流出)、環境悪化、薬物、国際テロなどが主要な脅威とされ、経済、食糧、健康、環境、個人、地域社会、政治の7つの分野別安全保障が提起された。

 日本政府も積極的に取り組んでおり、国連に「人間の安全保障」基金を設置したほか、2000年まで国連難民高等弁務官を務めた緒方貞子博士と上記のセン博士を共同議長とする国連「人間の安全保障」委員会の運営を2001年の設置当初から支援し、2003年に最終報告書が提出された。

そうかそうか。アマルティア・センが理論的基盤となっているわけか。 「人間の安全保障」の概念図は以下の通り。

H_sec.jpg

Q8. 特定の学問分野を選択してどこかの専攻に所属するということと、このプログラムが学際的な特徴をもっていることと矛盾しませんか?

A. 決して矛盾しません。「人間の安全保障」に取り組むには学際的なアプローチが不可欠ですが、個々の研究者や学生が専門性を持って取り組むことも不可欠です。学際性は、専門性を身につけた上でのことなのです。

笑った。そんなこと考えてる奴いないって。でも学際は専門性の裏付けあってこそ、ということはいくら言ったも言い過ぎることはない。そして総合文化研究科のあらゆる専修過程から数名づつここに人数枠が取られてゆくので、オレの院試も厳しくなりそうだ。むしろここに‥

 「安全保障」の現場と理論をつなぐ試み。非常に面白く可能性があると思いますよ。

投稿者 gen : June 7, 2004 07:00 PM | トラックバック
コメント

おもしろそうですね。
なんだかわくわく致します。

Posted by: : June 10, 2004 06:15 PM
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