May 31, 2005

東大教師が新入生にすすめる本2005年版

 はいはい、去年も紹介しましたが、ちゃんと2005年版がやってきましたよ。

2005年「UP」4月号アンケート特集「東大教師が新入生にすすめる本」


 個人的に読みたいと思ったのは、以下の2冊。


4413090101自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか
岡本 太郎

青春出版社 1993-08
売り上げランキング : 849
おすすめ平均

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繁華街の近代―都市・東京の消費空間
4130611267初田 亨


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May 30, 2005

東京コロキアム2005

 かなり本格的な理念骨子に基づくイベント。参加自由、参加登録受付中。さて、理念に見合うだけの実が伴うイベントとなるかどうか。


 国連「持続可能な開発のための教育の10年」と愛知万博「自然の叡智」の開始と同時期に、東京コロキアム2005という特別な討議の場で、この分野の関係者が集まり意見交換を行うこととなりました。ノーベル賞受賞者、大学指導者そして学界、行政、企業の著名人が集結し、環境と社会の持続可能性に関する教育の展望について議論・探究します。

§ 教育と持続可能性に関して最先端の考えを交換し知識を共有するセッションを設けること。
§ 一般の参加者だけでなく、教育と持続可能性に関する専門家、ビジネス、科学、政治の分野の関係者を招集すること。
§ 自然/社会科学の高等教育において、対処すべき能力を構築するにあたって優先順位を明確にすること。
§ 参加者が分野の枠を超えた活動や共有された価値観を探す機会を提供すること。
§ 専門家のためのセッションだけでなく、教育と持続可能性についての理解を深め重要な事柄を明らかにする目的を持った当事者間で話し合う機会も提供すること。

★非公式セッション
 非公式セッションは、専門家と関係者間でのネットワーク作りやビジネスの代表者あるいはスポンサーが各分野で活躍している著名人と出会う場を提供するために企画されています。このセッションは、高い地位の関係者などによるディナー・スピーチや短い発表という形で提供され、特別の場所で開催されます。
★専門家セッション
 このセッションは教師、ジャーナリスト、オピニオン・リーダーといった持続可能性教育の専門家向けのもので、詳細な専門的な討議がおこなわれます。このセッションでは、教育者とその教育機関という観点から、特定の議題が扱われます。専門家セッションは、専門家による発表と専門家全員が参加するセッションとから構成され、聴衆からの質問も受け付ける予定です。
★一般セッション
 一般セッションの目的は、一般の人々に持続可能性教育の重要性を今以上に喚起することにあります。また、このセッションは、専門家セッションの結果を発表するとともに、参加した日本とスイスの機関の成果を発表し今後の活動の支持を得るフォーラムの役割を果たす場ともなります。

6月9日(木) 13:00−18:00,
東京大学本郷キャンパス
スピーカー:リヒャルト・エルンスト(ノーベル賞受賞者)、野依 良治(ノーベル賞受賞者、理化学研究所理事長)、ディーター・インボーデン(スイス科学技術カウンシル理事長)、吉川 弘之(産業技術総合研究所理事長)、ベルトラン・ピカール(探検家) など。

6月10日(金) 法政大学 市ヶ谷キャンパス
6月11日(土) 国連大学 表参道UN ハウス

May 29, 2005

世界に向けて授業内容を公開――UT OCW

 ついこの前話題を集めていたのが、大学の授業科目カレンダー、シラバス、講義ノートや教材などをを世界に向けて公開する試み、OCW(オープンコースウェア)。東大のはコレ

 2005年度は、理学・理学系研究科、工学・工学系研究科、医学・医学系研究科、数理科学研究科、新領域創成科学研究科、学際情報学府で開講されている総計10の授業科目についてOCWによる公開を実施します。公開は原則として日本語・英語で行い、今後は毎年10授業程度を目指してコンテンツを増やしていく予定です。UT OCWの特徴のひとつは、シラバスを横断的に検索し、俯瞰的に可視化できる「知の構造化ツール:MIMA Search」を実装していることです。MIMA Search を用いると、東京大学で開講されている授業のみならず、OCW 形式で公開された他大学の多くの授業シラバスを瞬時に検索し、各授業科目の関連性を様々な角度から俯瞰することができます。

 UT OCWは、東京大学が推し進める「知の構造化」を教育の面から支援する事業の一環として位置付けられており,東京大学教育企画室に設置されたe-learningワーキンググループを母体とするUT OCW事務局で運営されています。(参照

 なんか、どれもこれもしょぼいな‥。「知の開放」という崇高な理念を掲げるなら、もう少し初っぱなから華やかにやった方が良かったのではないか。情報学環では授業の録画ビデオをネットで見れるくらいなのだし。そういえば哲学教授の一ノ瀬正樹さんはいつも英語でレジュメを作っていて、「来るべきOCWの時代を見越して」と言っていたが、彼ほどのキレ者がそういうならば、「なるほどなぁ」とOCWの意義を認めてしまうのであった。

4326153571原因と結果の迷宮
一ノ瀬 正樹

勁草書房 2001-09
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May 23, 2005

金大中をさがせ

 なーんかイカツイ兄さんが多いなと思いながら煙草吸ってたら、いきなり金大中(前韓国大統領)が登場。うしろからヒョロリと土井たかこも。ああ、実は彼女のモノマネが十八番なんだよって伝えたかっただなんて誰にいえばよいのだろうどうしよう。

dejyun.jpg

穏やかな一日だったのにねえ。

oda.jpg

 それにしても本郷がいつのまにか華やかになったな。女が綺麗になった。カップルが増えた。空が蒼かった。風が優しかった。自分は歳とった。以上。


May 22, 2005

複雑系科学と歴史学の対話

 人文学(歴史学)と、複雑系科学の対話が企画されてます。ヤバイ面白そう。

情報学環(駒場)主催  対話による複雑系研究会(第二回)

    「歴史の理論はいかに可能か?」

対話者
 桜井英治(北海道大学文学研究科:日本中世史)
 金子邦彦(東京大学総合文化研究科:複雑系科学)

司会 安冨歩(東京大学情報学環:近代日本植民地史/複雑系科学)

日時:2005年6月8日(水) 午後3時から6時
場所:東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム1
入 場     無料(事前申込不要)  定員50名
問合せ先   安冨歩  yasutomi@ask.c.u-tokyo.ac.jp

====シリーズのねらい====================================
「複雑系科学の観点から世界はどう見えるか」をテーマとした対話型の研究会を
企画いたしました。
「人を招いて喋ってもらって話を聞く」という形ではなく、登壇者の研究を題材
として対話を創り出してゆくというスタイルを採用いたします。
=====================================================
第一回は生態系の挙動をテーマとして、時田恵一郎・池上高志・深見理のお三方
に対話していただき、予想を上回る盛り上がりとなりました。これによって「対
話」の形式に自信がつきましたので、1回でやめないで、シリーズ化することと
いたしました。

第二回は日本中世史研究のエース櫻井英治さんと、複雑系科学の生みの親ともい
うべき金子邦彦さんをお招きします。櫻井さんはその著作『日本中世の経済構
造』(岩波書店)が示すように、緻密な実証と深い理論的想像力をあわせもつ方
です。金子さんはここ数年、『生命とは何か』(東大出版会)に結実した複雑系
研究のアプローチを社会の理解に拡張すべく研究をすすめておられます。その成
果の一部は司会者との共著論文「経済学から歴史学中心の社会科学へ」
(http://chaos.c.u-tokyo.ac.jp/papers5.html)などに示されております。
この研究会では、膨大な史料への耽溺のなかから櫻井さんが紡ぎだされた歴史の
ダイナミクスのイメージを出発点とし、それを数理的に語るための枠組みを求め
る対話を展開したいと考えております。

具体的には、秩序が突然崩壊するのはなぜかを主題とします。ほとんど磐石と思
われた体制がいともあっけなく崩壊してしまったり、崩壊後に出現した体制が崩
壊前のそれにくらべ、かえって古い様相を呈していたりといったケースは、歴史
上しばしばみいだすことができます。歴史家は、それらの現象を何か特定の要因
から説明できないかと苦心惨憺するものだが、そうした試みはたいがい挫かれて
しまうようにみえる。複雑系という考え方が、このような歴史家の苦境を救う救
世主となりうるのかどうか、その点に歴史家は期待します。中世日本社会が発達
させたさまざまな経済システムと、15世紀末〜16世紀に突如訪れたそれらの崩壊
について櫻井さんに紹介していただくところから議論を始めます。
(安冨 歩)

4130623036生命とは何か―複雑系生命論序説
金子 邦彦

東京大学出版会 2003-11
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