お金で買えない価値がある

女子高生のパンツ 3000円
覗いた手鏡 300円
失った経歴 priceless
お金で買えない価値がある

 このリンク先はホント笑えますが、でも、極論すれば、植草さんもイラクで人質になった3人も同じですよね。昨日書いた「切実な生活世界」とはそういう意味です。この「priceless構文」の実に巧みなところは、資本主義経済の本質をよくあらわしているところだと思う。

 つまり、資本主義というのは、他者から評価されてこそ意味を持つものです。他者からの評価を基準として自分の行動を決定する。他者の目に生きる。土地を買うとき、それは本当に欲しいものではなく、投機的に価値が上がりそうなものを買うわけです。モノを作るときもたいていは売れるものを(=他者の評価を気にしながら)作る。あるいは人生の進め方だって、そういう場合が多い。彼が経済研究者だったのはただの偶然でしょうか?誰にでも、どうしても自分にとって切実なものがある。たとえ逮捕されても、死のリスクを背負おうとも、「お金で買えない価値がある」


Posted by gen at April 18, 2004 09:09 PM | TrackBack(0)
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