このことに触れないわけにはいかないだろう。現在進行形で、大きく見積もると10万人もの人間が虐殺されている、ということを一体どれだけの人が知っているのだろう。
生きている者(私たち)の記憶に虐殺の歴史が刻み込まれなかったならば、死者たちは完全に忘却され歴史から消滅してしまうだろう。日本人がこの問題に強い関心を寄せるべきだ、ニュースはこのことを第一に報道すべきだ、別にそう主張するつもりはない。ニュースは市場原理に従って選別されるものだ。まずは今日明日自分がしっかり生きることだ。でも、せめて、見ておくこと、記憶しておくこと。「忘却の穴」に葬り去らないこと。そう自分は考えます。
基本的な情報はこのwikiにまとめられています。
ダルフール紛争は(アフリカの)スーダン西部のダルフール地方で、スーダン政府に支援されたアラブ系民族によるジャンジャウィードと呼ばれる民兵と、地域の黒人住民との間に起きている民族紛争である。単純化するならば、<スーダン政府&アラブ系民兵vsアフリカ黒人系住民>という図式だ。ともにムスリムなのだが、歴史的に両者は緊張を孕み続けてきた。そしてここにきて、2003年以降、大量虐殺という事態に発展している。
難しいのは、ダルフールと石油問題(石油利権)が結びついていることだ(参考)。
「ハルツーム(首都の名前)のジェノサイド政策は,同時にダルフールと南部における資源強奪でもある.アラブ人が住む北は乾燥して不毛である.しかし南部はハルツームが熱望し,非常に必要としている大量の豊富な原油埋蔵がある,西部で,ダルフールで,広がりつつある砂漠から逃れようとしているアラブ人は,より生産的な国土のために,アフリカ人を殺し,追放している.--Makau Mutua」.(元記事、日本語訳)
つまり、ダルフール南部の石油資源をめぐる争いが背後にある。まずそれは、<スーダン政府&アラブ系(北部)vsアフリカ系黒人(南部)>という形であらわれ、さらにスーダン政府と中国が結びついている。対照的に、中国政府などに利権をかっさらわれるのを恐れる欧米諸国は、虐殺非難をプロパガンダとして用いながら、スーダン政府に圧力をかけている。
われわれ黒人アフリカ人は,西側社会においてすら,彼らがこうした暴虐を行っても,罰を受けずにうまくやることをよく知っている.なぜなら他の人たちは一般的に,黒人縮れ毛のアフリカ人に対して関心を払わないからだ.彼らはわれわれが自分たち自身をまとめる能力をもたず,われわれ自身の経済的幸福を管理する能力がないと考えることに慣れている.白人がアフリカに対する父権的温情を示そうとする時,彼らは自分たちがひどい目にあっている無力な黒人--アラブ人と白人双方が搾取している同じ黒人--を救っている,ということを見せるために,そして労働と資源を盗めるように,あるいは安く手に入れられるような絶望的な状況にとどめておくためにメディアによる大規模なチャリティを組織する.ここにわたしの主要な関心が向けられる.スーダンの平和とやらへの合州国の関心,そして,突然の主流派メディアのスーダンにおける人種差別,残酷な行動の報道は,黒人アフリカ人の幸福への関心からではない.いつもどおり,資源の支配を手に入れるため,それはこの場合にはダルフールろスーダン南部における原油埋蔵である.またしてもアフリカ人は2つの強盗,合州国とアラブの間で苦しめられている.(元記事、日本語訳)
内容と無関係なコメントで申し訳ありませんが、上記の和訳ですが、直訳的すぎて理解しかねます。もう少し分かりやすく翻訳できるよう努力してください。
Posted by: hannar at December 28, 2004 03:20 PMhannarさん、はじめまして。
翻訳は自分で行ったのではなく、
すでに他サイトで翻訳されていたものをそのままコピペしました。
わかりやすくは無いけれど、わかりにくくも無いような。
どこらへんが掴めないですか?
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