某知り合い筋によると、ベイスターズ山下監督の御子息は今年電通にコネ入社らしいです。ベイスターズ共々なんだかな。さて、本題。世界には自明のものがたくさんある。たとえば対称性もそのひとつです。中心線をまたいで、右と、左。同じ座標に同じものが位置しているならば、基本的に左右に違いはないと考えられている。
ところで面白い話を聞きました。広告業界に精通しているわけじゃないので真偽は不明だけれど、聞いたところによれば、どうやら車のCMを作る場合、たとえばスポーツカーなら画面(フレーム)の右側から進入させる、セダンなら左側から侵入させる、みたいなセオリーが存在するらしい。同じ角度で進入させても、左右で印象が違うという。
もしこれが事実ならば、安定している世界の自明性がとたんに揺らぐことになる。右と左の違いは、実は気づいていないだけで、多くのものを規定しているのかもしれない。そんな世界を考えてみたら?――対称性に関する哲学的・物理学的・美学的・業界的etc...な文献は読んだことがないけれども、論文テーマをこれに設定しようかと考えてしまう。つまり、「見え」がいかに実質的な思考や印象に影響を与えるか。昨日の罫線ノートの話とも共通するけれど、そんなことにも最近関心があります。
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