アルカイダは東京を爆破するか?

 スペインの首都マドリードで列車同時爆破テロが起きた。死者は現時点で192人にのぼる。以前からテロ的行為を続けていた、スペインからの独立をもくろむ「バスク祖国と自由(ETA)」の犯行だと当初スペイン当局は考えた。しかし、英国のアラビア語紙「アルクドゥス・アルアラビ」は、アルカイダによる犯行声明が届けられたことを報じた。

 あえて今日は問題を単純に論じよう。日本がアルカイダによって同様の攻撃を受ける可能性はどれくらいあるのか?日本で同様の事態が生じるとすれば、新宿池袋渋谷東京を同時爆破といったところだろうか。まず、日本が「比較的安全である」と考えられる根拠について。日本ではアラブ人ネットワークが弱く、テロに使用する爆薬等が入手しにくいこと、またアラブ人は日本では目立つため行動が監視されやすいことがあげられる。

 もっとも、スペインも一般にアラブ人のイメージが薄い国家であるため、「いよいよ日本も危ない」と一見感じられるかもしれない。しかし、日本とスペインを同列に論じることは出来ないだろう。なぜなら、スペインにはETAというテロネットワークがすでに存在していたからだ。つまり、スペインでは、アルカイダとETAが共犯的にテロを実行したと考えられる。あるいは、捜査攪乱のためのカモフラージュとしてアルカイダが犯行声明を出したのかもしれない。「チェチェンの武装勢力と手を組めば大がかりなテロをロシアで実行できるが、ロシアはアメリカに追随する敵対国家ではないので、そのようなことはしない」という趣旨の声明をアルカイダが出していることも、この考えを裏付ける一根拠となるだろう。
 
 すなわち、現時点の日本で同様なテロ事件が生じるとは考えにくい(もちろん、アルカイダ系のテロネットワークが旧オウム真理教のような国内のカルト集団と結託する可能性は否定できない。しかし、その可能性とそれが持つインパクトをスペインETAのそれと比較した場合、圧倒的に弱い)。基本的に怯える必要はないだろう。がしかし、現在の日本政府の態度の是非を実存的に読者に問う意味で、あえてアルカイダの声明文をもって結びの言葉にかえたいと思う。「我々は十字軍同盟の一翼であるスペインに厳しい一撃を与えた。(中略)だれが我々からおまえたちを守るのだ。英国よ、日本よ、そしてほかの米国協力者たちよ」 (決死中隊/アルカイダ)


Posted by gen at March 13, 2004 01:22 AM | TrackBack(0)
Comments

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初めまして。日本が自衛隊を現地に派遣した最大の理由は、現地でアメリカのスパイ行為をするのが目的だからなのです。
 既にご存知の方々もいらっしゃると思いますが、政府はアメリカの要望で自衛隊を派遣しました。現地で「復興支援・人道支援」と言う奇麗事を並べた政府の派遣決定で、現地入りした自衛隊の活動は以下の通りです。
1:現地の方々の了解も得ないまま、勝手に宿営地の建設場所を決めてしまった事
2:現地の病院や学校などの施設よりも、先に自衛隊の宿営地を着工している事
3:現地入りした自衛隊全員が、完全武装状態で有り、現地に武器・弾薬も持ち込んでいる事

 これら新聞にも掲載されていた事で御座います。自衛隊がアメリカのスパイとして現地入りしたからこそ、現地の方々からの襲撃に備える事が大事になるので、自衛隊多数で全員完全武装状態にして、宿営地が完成するまでの対策にしています。
しかも自衛隊の宿営地は、非常に立派な建物になるとまで新聞に書かれていました。これのどこが、現地の復興支援なんでしょうか?

だから日本がアルカイダ関連のメンバーに狙われるのは当然の事で御座いますよ。テロが起きてからではもう遅いです。私達一国民ができる事は、政権を握っている自民党・公明党を参議院選挙で敗退させる事です。
テロによる犠牲者が出てしまってからでは遅いんですから、皆様でこういう実態を受け止めて下さり、「国民の為の議員なんだよ」と言う基本を、うぬぼれた議員方々に態度として取って戴きたく願っております。

Posted by: TOSHIYO at May 10, 2004 04:04 PM

※真っ先に訂正させて戴きます。「テロ」では無く、「報復攻撃」の間違いで御座いました。大変失礼致しました。

 アメリカは石油の利権欲しさにイラク攻撃を単独で行いました。国連の結果も待たずにイギリスと組まれての、国際違反行為を犯したので御座います。
 そもそもアメリカの方々は、有色人種を人間と思っていらっしゃらない様で御座います。収容所内での虐待の有様が、正常な人間のやれる行為では御座いません。しかもイラク民間人まで襲撃されて、宝石等の財産の略奪までされていると言う情報も入手致しました。明らかな「侵略行為」では御座いませんか?
 アメリカの方々が有色人種を人間と思わないお気持ちを持っていらっしゃる証拠までが、こうして出て来ます。他には黒人の奴隷問題。日本への核爆弾投下。宇宙人の拘束。なぜこんなにも残酷非道な事が、彼らは平気で実行できるのでしょうか?
 どうやらアメリカの方々には、話し合って解決しようと言うお気持ちが無い様で御座います。私はこうしたアメリカには、アルカイダ関連の方々からの報復以前に罰が当たると思います。天候不順による農作物の被害等、アメリカが大きなダメージを被る日が来る事でしょう。

 何とかしてアメリカのこういう行為、そして世界をアメリカ指導で動かせる様に目論む計画を、皆様で絶たなければいけないと私は思います。人間は皆平等であり、人種差別も自分勝手もいけないと思っております。

 こういう国には、口で説明しても判って戴けないと思いますので、私は簡易ですがホームページを開設致しました。人間は挫折して己を知る事が出来ますので、悪く受け止められないように、願っております。

 また、アメリカはイラク民間人を、手当たり次第殺害していると言う情報も入手致しました。イラク国民の全滅を狙っている様で御座います。許せませんね。

 こういう国の言いなりで政府が自衛隊派遣を実行に移されたのですから、アルカイダ関連の方々から報復攻撃を受けても仕方が御座いません。

Posted by: at May 19, 2004 04:27 PM

度々申し訳御座いません。リンク失礼致します。
http://hw001.gate01.com/kameshima/http:/hw001.gate01.com/tubusi/usatubusi.html

Posted by: TOSHIYO at May 20, 2004 02:56 PM
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